小樽 普通のフィルムコミッションではダメなんだ
先日、新聞に大きく出ていたからわかっているはずです。小樽フィルムコミッション(小樽FC)が普通で、平凡であることを。専任のスタッフさえいないから、市として、それほど力を入れていないこともわかる。
ジャパンFCによると、映画のロケ誘致に伴う宿泊代、食事代などの直接的経済効果は、2007年度で、全国平均4600万円だったそうです。フィルムコミッションは全国に150以上あり、3000万円以上の直接的経済効果があったところが、12件あった。しかし、当然のことながら、小樽FCは、それに入っていない。というより、ジャパンFCに加盟していないのかもしれない。
1位は、いらばきFC(およそ3億5000万円程度)、2位は、信州上田FC、3位が、さっぽろFC(約1億7000万円)と続く。ところが、2008年度は、さっぽろFCが、地元ロケ業者の売上げを加えたとはいえ、前年よりも5.7倍以上の経済効果を生み、9億8000万円だったという。これはすごいことです。
何が違うか、小樽FCは、隣町、札幌FCに学ぶべき点が多くないだろうか。すぐにでも真似るべきことがあるのではないだろうか。そんな気がします。新聞記事によると、彼らは、全国で初めて手掛けた『スタッフの雇用』、『機材の貸し出し』を行ったそうだ。それが波及効果を生んだ。第一歩とはいえ、地元スタッフ率が4割までいった。すばらしい。
世界の先進地を見ると、2003年データではあるが、カナダのBC州で、地元スタッフ率が98%、雇用創出が4万3000人、経済効果が、1450億円という数値がでている。ここまで行かなくとも、やりようによっては、かなりの経済波及効果を日本でも産み出すことができる。その効果を、残念ながら小樽市は、わかっていない。
今まで、黙っていても観光客が来てくれたから、小樽市は胡坐(あぐら)をかいていたのだ。それでは、リピーターには飽きられてしまうし、新たな人には訴求効果が低い。もっと積極的に、小樽をPRするために、映画やテレビ等を活用すべきなのだ。それには、小樽のフィルムコミッションにもっと力を注がなければいけない。私はそう思います。
早く行動を起こしてください。自分ができなければ、できそうな人を連れてきて、やらせてみればいいだろう。まさか、その人材が優秀かどうかという眼力、判断力さえなくなってしまったのか? そこまで、役所のトップをはじめ、スタッフも、レベルが落ちたのか? 私の知る限り、役所にも、ごく少数ではあるが、優秀な人がいる。また、役所にいなくても、小樽市民の中には、手配や映像関係に強い人もいるはずだ。
さっぽろFCは、NPO法人『北海道映像産業振興連盟(HFA)』との協力態勢がうまくいったようです。ここには映像にかかわる企業12社と個人6人が加盟しているそうです。小樽FCもここを利用できるなら連携してみるという手もある。ロケを誘致するだけのフィルムコミッションでは先が見えてしまうだろう。
とにかく、普通のフィルムコミッションはいらない。他にはない機動力のある、味のあるFCになって、最終的に、小樽に多くの観光客が来ていただけるように力を結集してほしい。それが当面、小樽の生きる道だと思う。
ちなみに、小樽FCのサイトを見ても、直接的経済効果が、毎年いくらだったのか、公表していないようだ。ぜひ発表して、その効果を市民に数値でわかるように、目に見える形で示してほしいものです。そうすれば、少なくとも関係者は張り合いがでてくるだろう。
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