小樽 今のところ『北海道物産展』は百貨店の救世主だが...
今年もお中元シーズンあたりから、秋の陣の準備が始まる。東京の百貨店の物産展の話だ。ここのところを売上が芳(かんば)しくない百貨店が集客が見込める北海道物産展を次々と計画していて、それも開催期間を延ばしたり、回数を増やすなど一層の強化に努めている傾向です。それにより、今年の9月は、北海道の有名店は、引っ張りだこでたいへんなことになりそうです。(日経新聞の記事より)
百貨店の売上が、前年同月比で2けた減が続いていりゃ無理もないことです。いかにお客様を呼び込むかに大手百貨店が苦慮しています。だから、あのデパ地下で、ワンコイン弁当として、500円弁当を出したのです。それも、つい最近のことだったと思うのですが、それが、今では、400円以下の弁当まで出始めたというから驚きです。ただ、これには相乗効果があるらしく、その弁当で浮いたお金を菓子類やドリンク類にわます人が多いのだそうです。
これと同じように、北海道物産展を開くと、他の売り場への波及効果が大きいそうです。ちなみに、北海道主催の物産店では毎年、平均して数パーセント~2割程度の売上の伸びを示し、10年前から比べるとなんと45%の伸びとなりました。特に菓子類の伸びが著しく、全売上高の約15%から30%程度までシェアを広げたそうです。
ただし、気をつけなければならない点があります。安易に物産展を拡大させればいいというものでもありません。偽物が出回ったり、質が落ちる可能性があります。昔、偽物ブランド商品が、北海道物産展で売られていたことがありました。タラバガニの偽物(アブラガニ)を売っていた水産会社もありました。そういうことは絶対に避けなければいけません。
やはり、基本は、地元できちんと売れているものを、首都圏でも売るというのが、真の北海道物産展であると思います。もちろん、多少アレンジした商品を提供するものもよしとしましょう。
でも、地元でも売っていない、まったく新しい食品・商品を、首都圏向けのために売るというのでは、その意味合いがちょっとずれるような気がします。いずれにしろ、信用が一番です。どこかの肉屋のインチキミートや某菓子メーカーの賞味期限を改ざんして売るなどというバカがことがないように、物産展に参加する企業は、心してそれに臨んでほしいものです。
そういえば、話題となっている生キャラメルも人気に落ち着きが見られるようになったそうです。どんなに人気がある店も商品もいずれ、落ち着くときがきます。今は、花畑牧場だけが目立つようですけど、最初に生キャラメルを販売したのは、オホーツク海に面した興部(おこっぺ)町のノースプレインファームのはずです。(札幌駅コンコース沿いに小さなショップがありますので、こちらの生キャラメルもお試しになってはいかがですか?)
さて、いずれ、北海道物産展が、もてはやされる時期も少なくなってくるでしょう。将来的には、新たな戦略を考えておかないといけないだろう。
それには、今から、新たな食品の開拓・開発ばかりでなく、売り方、切り口なども準備しておいた方がよいと思います。
たとえば、小樽の例を考えると、1つの箱に、小樽の複数メーカー・ライバル店の同種類の商品詰め合わせセットを考えたり、あるいは、魚介類や農産物に菓子類をセットにして、オール小樽商品として売るという組み合わせなどを考えてもいいのではないかと思うのです。これ、面白いと思うのですけど、どうなんでしょうかねえ?
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